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「経ママサロン」で話題になっていること [セミナー企画]

前回「値動きの激しいものはリスクが高い」ことについて書きましたが、同じテーマで、昨日発行のウェブマガジン「国民生活」5月号に載せています。こちらは投資家向けというより消費者向けの記事でして、リスクというものを投資に限らず幅広く捉えようとして書いています。日々の生活からして、私たちはいつも「リスク」に囲まれて生きているんですね。難しいことでも何でもない、ごく当たり前の身近なものとして「リスク」を理解してほしい、というお話です。 → 「私たちと経済 第5回 リスクについて」


さて、先週は自宅で「経ママサロン」を開催しました。開催などと大袈裟な感じですが、経済に関わる話題でおしゃべりする会。お母さんをやっている人たちの集まりだからと言って、特別な話題があるわけではありません。家計に関わる話題は少々多いでしょうが、多分普通にお勤めの皆さんが、仕事の後ビールでも飲みながら交わしている雑談とたいして変わりません。

子どもが小さい間は育児に関する話題が盛り上がるわけですが、子どもが育ってしまうと、代わりに関心が集まるのが介護ということになります。何にどんな費用が掛かると言ったことに始まり、介護保険のことから健康保険や医療保障、民間の保険に話題が広がり、さらには国の財政の話まで。

タイムリーな話題としては、残念ながら私もあまり詳しくないのですが仮想通貨やブロックチェーンについて、そしてフィンテックを含むこれからの銀行・金融業について。そこから中国や米国の経済に話題は飛び、世界経済、そこにスポーツの話題が入ると、スポーツと経済力という話になったりもします。

仮想通貨は電力を食う、という話から話題はエネルギーへと向かい、自動車産業を通って「ESG」というキーワードへ。そこから企業のガバナンスについて、さらには女性の働き方といった話題へと、留まるところを知らずにおしゃべりは続き、気が付いたら2時間以上が過ぎていました。

女性の活躍」は今の日本のテーマの一つですが、給与を受け取るという形をとっていなくても、女性は昔っから活躍しているわけで、「経ママ」の主旨のひとつは、「子育てしてるんだから、経済にも関心を持ってた方がいいよね」ということです。それからもう一つ、子育てが一段落したらまた働きたいと思っている人も多いはず。だから子育て中も経済の話題には触れていたい、というニーズもあるはずですよね。

ついでに言わせていただくと、女性に長く働いてもらおうと、多くの企業では退職しなくて済む制度を色々と導入していると思います。それは必要なことで、企業の努力には敬意を払うべきでしょう。そうした制度が無ければ、働く女性にとって著しく不利になってしまいますからね。

でも社会とってより必要なのは、女性を終身雇用制の枠に縛り付ける努力ではなく、終身雇用制を一旦離れて再就職しても、ずっと働き続けているのと遜色ない給与水準や福利厚生が得られる雇用制度を構築することのはず。これは女性の問題だけではなく、終身雇用制に収まりづらいあらゆる勤労者にとって必要なことですし、新しい産業に人材が集まりやすくするという産業政策でもあります。それなのに、どうして「働き方改革」が単なる残業規制になってしまうんでしょうね。

→ 「私たちと経済 第5回 リスクについて」
→ 経済に強いママを増やす会

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