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先週は株価が大きく変動したので [市場と経済]

相場の話題で書くのは年にほんの数回ですが、先週は株価が結構大きく変動しましたので、一応反応しておきます。

前回同じようなことを書いたのは、2月に株価が大きく下落した時です。(「株式市場が大変なんですって?」2018年2月24日) 短期間に大幅に下げたのは確かですが、その時と同じように今回も、5年や10年といった期間で見れば、どこが下がってるの? というレベルの話です。だから良いと思うか、だからダメだと思うかは、それこそが見解の違いです。「上昇トレンドは崩れていない、まだまだ買える」なのか、「まだ下がったうちに入らない、もっと下がるから買わないほうがいい」なのか、株価だけ見ていても何とも言えません。

さらに溯ること3ヶ月、昨年11月に日本株が高値を付けた時のブログ(「25年来の高値」2017年11月13日)を見ると、そこで考えるべきは、景気がまだ長持ちするのか早晩ピークが訪れるのかである、というようなことを書いています。自分はエコノミストじゃないので、景気が案外長持ちすると言っているエコノミストの見解を紹介していました。そのうえで、ここからでも買える銘柄は色々とある、でも自分は持っている銘柄で高すぎるものもあるので、売り中心の思考かな、と書いたのでした。

現時点で同じように「景気のピークは近いのか遠いのか」と聞かれたら昨年と違って、景気にとっての不安要素はかなり増えている、ということになるでしょう。景気の予想をするつもりはありませんが、元々の景気サイクルに加え、米中貿易摩擦は影響が早晩出てきそうに思えます。株式市場を取り巻く環境は、悪化していると言わざるを得ませんね。

ただ景気敏感と言われるセクターの株価は、実はもうとっくに調整しているんです。典型は、1年前にはみんな大好きだったロボット関連の機械株。今年に入ってからはずっと下げ続けています。それだけではなく、いわゆる優良株、長きにわたってよいパフォーマンスを上げているような企業ですね、そういった銘柄も、昨年末あたりをピークに下げているものが多いようです

振り返ってみれば、今年の日本株市場は、実質よりも話題性で上がっていたということでしょうか。セクターとして上昇が目立ったのは薬品ですが、話題性があって元々割高だったものがさらに割高になった、というふうに見えます。そういう意味でも、あまり質の良い相場ではなかったとも言えそうですね。

そんなわけですから、案外優良な銘柄で、安くなっているものもありそうです。市場をとり巻く環境は厳しいと言いながら、むしろ買う銘柄を探すべきなのかもしれません。いつも言っていることですが、銘柄選択は配当が基本。今みたいに相場が悪くなってくると、急に配当利回りで云々、という話が増えてきますが、市場環境が良い時も悪い時も、長期投資は配当を見て買うのが基本です。

銘柄選択について書いた過去のブログ記事です。
「私流 株式投資」
「実際に銘柄を選ぶ時」

スマホからはこれらのページに行かれないかもしれません。技術的な欠陥らしく、プロバイダーにはクレームしたのですが、直らないというばかり。So-netはやる気が無いのでしょうかね。
それでも引っ越しするのが面倒で続けています。
スマホの方は、「カテゴリー別」→ 「投資スタイル」で探していただくと見つかります。
そこまでして読んでいただけたら感謝感激。
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