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#ワークマン女子ってどう? [株式の個別銘柄]

株式投資をやっていて後悔する案件は、ほとんどが「買っとけばよかった」という話ばかりだ、とは過去にも書いた覚えがありますし、よくお話もしています。ワークマンという企業も、そんな中の一つです。

株式の店頭公開が1997年。当時小型株ファンドの担当もしていましたから、当然新規公開株もカバーしていました。バブル崩壊後、従業員の作業服を支給しない事業所が増え、働き手が自分で買うようになったから売り上げが伸びているのだ、という話を聴いて、面白いと思ったこと、よく覚えています。流行り廃りもない地味な小売り、というイメージでした。その時投資したかどうか、記憶が定かではありませんが、自分のために買うということはしませんでした。

それがある日気付いたら、巷で大評判になっていた、というわけです。カジュアルウェアの業態がウケている、安くて良質の商品を売っているという、かつてのユニクロの登場を彷彿とさせる姿です。株価は既に成長期待を反映してそれなりのバリュエーション。流石にこの株価は無いよね、と横目で見ながら数年が経ちました。

で、久しぶりにお目にかかったら、ピークから株価はザックリ言って半分です。これは安いのか?…ということで、改めて業績動向を見てみますと、特に悪い話が出たわけではなさそうです。ネットで見るヘッドラインは相変わらず、ワークマンのあの商品やこの商品が良いと言って褒める記事ばかり。ただ売上の伸びは、過去数年の年20%台や30%台という夢から覚め、巡航速度に落ち着きつつあるのかもしれません。

年間の決算がほどなく出るでしょうけれど、発表されている直近の四半期までの全店売上は+7%となっています。この成長ペースが続くのかどうかということになりますが、かつての「巡航速度」は+5~10%辺りですから、会社のペースとして無理のない水準と考えて良さそうに思います。そうであれば、利益もきちんと出ていますし、PE20倍割れの株価は買える水準、と判断できます。

さて、そしてGW。亀戸天神の藤棚を見に行こうと思い立ち、藤はすっかり終わっていてがっかりでしたが、その帰りに錦糸町のショッピングビル内の#ワークマン女子に立ち寄りました。小売りという業種は何と言ったって、実際のお店を見てみなくちゃ、というわけです。この話題の業態を見るのは初めて。何せ生活圏にワークマンの店舗は全くありませんのでね。

実査の結果。思ったよりも店舗は狭く、品数は少なく、特に女性用はサイズもあまりなく、女性が買うものがそんなにあるのか?…というちょっとがっかり感を伴う印象です。やはりコストを優先すると、女子のサイズまではあまり揃えられないんだろうか、と思いつつ、その数日後、噂の銀座の新店舗にも足を延ばしてみました。話題性十分で、開店後は毎日入場整理券を配る状況のようです。私も一応整理券をもらいましたが、外から見たところ、錦糸町のお店とほとんど変わりません。40分も待つのが面倒になり、整理券は無駄にして帰ってきてしまいました。

その後、部屋の片付けなどしておりましたら、1年以上前に買った日経のMookが出て来まして、何気なしに開いて見ると、巻頭の記事がワークマンではありませんか。図らずも経営者が語る経営戦略を、じっくり読む機会が得られました。細かいことは省きますが、要は持続可能な成長を目指しているのだ、と理解しました。成長の原動力となっている新業態は、品揃えを増やしているのではなく、基本的には既存の商品の売り方を変えているのだと言います。また最近伝えられた「宅配の廃止」の方針も、この時すでにはっきりと述べられています。

デフレの終わりが近づいているとなると、低価格の業態には不安も感じますが、経営の方針にはそれなりに納得したので、巡航速度の持続的な成長を、今の時点では信じてみることにしました。ワークマンの属するベイシアグループに勢いがあるということもあります。小売りというのはすそ野が広い産業ですから、上手くいけば、山はまだ登れるでしょう。

余談ですがこのMook、発行が2020年の12月。株価はそのすぐあとから、転げ落ちるように下がって来ています。ピークアウトの一つの指標だという良い例ですね。

タグ:ワークマン
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楽天…大きくなっているのに成長してない? [株式の個別銘柄]

年末のブログ記事の中で、思ったほどパフォーマンスの上がらなかった銘柄の例として楽天を挙げました。どこが悪いのか、今日はもう少しよく考えてみようというわけです。

楽天の株を買ったのはいつだったでしょうか。リーマンショックより前、初めて株主総会に出たときに楽天イーグルスのグッズをもらった覚えがあるので、そこから推定すると2005~06年頃でしょうか。

2020年12月期の売上収益が1兆4555億円、企業の公式サイトで見ることのできる資料が2006年からなので、その年の売上高を見ると2032億円ですから、7倍ほどになっています。2019年度のコーポレートレポートには、グローバル流通総額が19兆円、と出ています。それに当たるものを比べれば、同じ期間にこちらは10倍では効かないように見えます。20倍くらいでしょうか。

それだけ会社が大きくなっていて、株価が倍にもならないって、どういうことなんでしょう。その後の最安値で投資していたとしても、株価はせいぜい3倍です。そしてこの間、ちょうど3倍ぐらいになっているのが、純資産額です。株式というものは純資産に値段をつけて売買するわけですが、業容がどんどん拡大し、純資産当たりの売り上げが大きくなっても、それに対する評価は上がらなかった、という事になります。

足元は、モバイル通信の設備投資が嵩んで大きな赤字が計上され、純資産額が減少しました。今は携帯電話で大手の一角に入り込み、「楽天経済圏」をさらに拡大しようということのようですから、単年度の赤字に目くじらを立てるつもりはありません。しかしこれまでの「楽天経済圏」の拡大で、何かいいことがあったんだろうか、と改めて考え込んでしまいます。

私がここに投資した時は、ドットコムバブルの熱もとうに冷め、株価も業績もすでにパッとしなかったはずです。私は、インターネットを介した消費は確実に増える、そして楽天は日本のネット小売りで圧倒的なシェア1位だ、というシンプルな理由で買いを判断しました。そしてその通り、ネット通販のマーケットは順調に拡大してきました。

常識的に考えれば、楽天は非常に有利な条件のもとにあったと思うのです。確かに業容は大きく伸びました。しかし振り返ってみると、多くの買収や新規事業を手掛けているにもかかわらず、成功している、上手く行っている、という印象が全然ありません。そうこうするうちに、圧倒的だったはずの国内の小売市場は、Amazonのような強力なライバルが跋扈する場となりました。その間、楽天はいったい何をやっていたんでしょう。

楽天という会社は、例えて言うならば、基礎体力のトレーニングを怠ったまま、難度の高い技に挑戦し続けるスポーツ選手みたいなものではないでしょうか。基礎体力というのは小売りです。ネット通販です。誰よりも早く進出し、圧倒的なシェアを築き上げた事業です。しかしその小売りで、サービスの質の向上に目を向けることはなかったように思います。

楽天の小売りのサイト、ってやっぱり使いにくいと思いませんか? 以前は強力なライバルもなく、何かネットでほしいものを探せば、意図的に選ばなくても、売っている店が楽天のモール上にあり、結果的に楽天を通して買い物している、という状態が普通にありました。今はAmazonがすっかり浸透していますし、使いやすい通販サイトはどんどん増え、今後も競争は激しくなっていくと思います。圧倒的に強かったのに、もったいないことです。

「楽天経済圏」には小売り以外にも、金融・通信など消費者ビジネスが数多くあります。通販も金融も電話も同じ「消費者」が相手です。ネット通販でがっちり顧客を掴んでいることが、その他のビジネスの成功の底力になるはずだと思うのですが、どうも「楽天ファン」という消費者って、イメージが湧きません。スポーツチームを買ったりもして消費者にアピールしているのに、それがビジネスに結びついている感じがしないのは、「基礎体力」の強化を疎かにしているからじゃないんでしょうか。

金融サービスの質は大丈夫なんでしょうか。今後勝負する携帯電話サービスも心配になります。どちらも自分で利用して試してみればいいのでしょうが、正直言ってそこまで熱意の湧かない状態です。何せこれだけ時間がかかって、たいして株価の上がらない企業ですから。

タグ:楽天
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ソフトバンクってどう思います? [株式の個別銘柄]

こういう時の「ソフトバンク」は孫さんが社長を務める「ソフトバンクグループ」を指すのでしょうね。電話の子会社が上場したのでいちいち区別が必要になって面倒です。(笑)どちらのソフトバンクも、株主総会のメモを書こうと思いつつそのままになってしまったので、改めて銘柄についてコメントしておきます。

電話のほうのソフトバンクでしたら、ドコモやKDDIとやっていることはそれほど変わりません。要はモバイル通信事業です。特徴的なのは、資本効率が異常なほど良いこと。ただそれは自己資本比率が低いことの結果なので、総資産で見た効率は、むしろKDDIに負けてます。

そうはいっても資本効率は株主にとっては重要。財務体質の弱さというリスクを取れるのならば、配当利回りが高くてよい投資対象ということになるでしょう。電話という事業は、ユーザーの皆さんのほとんどが毎月まじめに通信料を払いますから、普通にやっていればキャッシュが無くて困るという事態は起きませんし、財務体質について私はそれほど気になりません。

問題は親会社のソフトバンクグループのほうですね。よく分からないけど危なそう、という印象を持つ人は多いでしょう。普通に財務指標をみれば、自己資本比率は低いし有利子負債は多い。昨年度のように急に1千億を超える赤字を出したりする会社です。決算書の類を眺めてみても、情報開示に精一杯務めていることは伝わってくるものの、多彩な資金調達のせいか、素人目には何が起きているのか分からないというのが実際のところです。個人投資家としては、詳細に理解しようと考えるのは、時間の無駄かもしれません。

ソフトバンクグループは、業種は何かといえば「投資会社」です。今も「売り上げ」の多くは子会社ソフトバンクの通信事業から上げていますが、投資会社の「売り上げ」というのはなんとも微妙な位置づけです。「利益」も同じく。それよりも、投資会社なのですから投資活動の成果を評価するのが筋というものです。

会社によるプレゼンテーションではいつも、「株主価値」という用語が使われます。それは「投資対象として保有している会社の時価総額の合計から純負債を差し引いたもの」を指します。時価総額ですから、上場されていれば、市場による評価ということになります。市場での価格、つまり株価が上下すれば、価値が増えたり減ったりして、それが業績に反映されます。

この「株主価値」と比較しますと、ソフトバンクグループの市場価値、つまり時価総額は、ほぼ常に低くなっています。だから割安だ、と孫社長はおっしゃるわけですが、この「株主価値」と時価総額の差が「リスク」の値段ということなのでしょう。その「リスク」の正体は、簡単に言ってしまうとひとつにはその「株主価値」に対する不安です。

「株主価値」の中身はアニュアルレポートなどに案外分かりやすく開示されていて、負債を含めた全体の、約半分が中国企業のアリババです。残りの半分は携帯電話会社のソフトバンクとTモバイル、マイクロプロセッサーのアーム、そして「ビジョン・ファンド」です。ビジョン・ファンドはともかく、あとはどの企業も盤石な大企業です。それでも株価の上下で業績が大幅に左右されてしまうことには違いありませんが、ひどく不安になる必要もないように見えます。

ビジョン・ファンドは6月末の決算書によれば、「株主価値」の約11%。ファンド自体はもっと大きいわけですが、ソフトバンクグループの持ち分はそんなところです。ここには将来有望と思われる世界中の新興企業が、6月末時点で86社あるそうで、もちろんほとんど聞いたこともない企業ばかりですが、中には皆さんご存知のUberや、TikTokのバイトダンスも含まれますし、SlackやOYOなんていうのも聞いたことがあるかもしれません。

ビジョン・ファンドはもちろんハイリスクです。成功する企業も潰れる企業もあるでしょう。去年は孫社長が入れ込んでいたWeWorkの経営がどうもダメらしいという話で、その分の価値ははげ落ちたわけですが、ソフトバンクグループの株価はそれほど反応するでもなく、落ち着いたものでした。投資先のハイリスクははじめから分かっているとでも言いたげな株価の動きです。

評価が低くなる理由のもう一つは、初めに触れた「よく分からない」、ということです。投資に際して投資対象が「よく分からない」ということは、「リスクが高い」とほぼ同じ意味だと言っていいと思います。(だから説明されても理解できない金融商品を買ってはいけない、というのは鉄則です。)市場はリスクの高いものを厳しく評価しますから、株価が安くなるのです。

決算書がよく分からないというだけの話ではありません。高い投資成果を狙っているのですから、当然負っているリスクも高いわけで、どのようなトラブルが降ってくるか分からないという不安もあります。例えば決算書上の負債、ある日気が付いたらひどく膨れ上がっている、なんてことにならないだろうかとか、どこかから権利関係で訴えられて困窮することはないんだろうかとか、色々と危ないシナリオが思い浮かぶわけです。

それでも投資するならば、何を拠り所に、何に期待して投資するのでしょう。個人投資家の中には多分結構な数の「孫正義ファン」がいて、彼の手腕に期待して投資していると思います。何しろ過去にはヤフーアリババなど、大ヒットの実績がありますから。何やってるか分からないけどとにかく信じてます、という感じ。個人投資家ならそれでも構わないと思います。但し、減ったら困るお金で買ってはいけないだけ。自分がリスクを取れるかどうか、確認したうえでどうぞ。

私も少しソフトバンクグループの株式、保有しています。昔はソフトバンクは好きではなかったのです。説明会に行っても社長の話は、とにかく私を信じて投資してください、という印象で、そんなの信じられないでしょ、と思っていたわけです。

今でも半信半疑のままですが、成長のリスクを目いっぱい負って投資し続ける姿は、今の日本に最も欠けているものです。お金はじゃぶじゃぶあるのに、リスクをとる人が居なさ過ぎて日本は低迷を続けてきました。この日本の金融の歪みが、ソフトバンクグループの投資行動に反映されているんじゃないか、という気さえします。

リスクがどの程度あるのか、正直なところ私も自信がありませんが、まあいいではありませんか。成長が期待される世界中の新興企業に投資するなど、一介の個人には所詮できないことなのですから。ビジョン・ファンドを介して、成長のリスクを負うという活動に、少しばかり参加しようということなのです。但し、繰り返しますが、自分がリスクを取れるかどうか、確認したうえでどうぞ。


ご参考 → 2018年の株主総会メモ
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予想が難しいのは何と言ったって… [株式の個別銘柄]

私は自分がある程度、投資経験が豊富であると思っているわけです。だからこうしてこんなブログを書いているわけですね。

投資経験が豊富だと、そうでない人と何が違うのでしょうか。
銘柄選択が少しは得意かもしれません。でも、投資経験の長さと銘柄の当たり外れは、必ずしも連動していないように思います。ビギナーズラックのみならず、投資経験以外から出てくる優れた投資アイデアは、たくさんあると思うのです。

じゃ、投資経験は何の役に立っているのかといえば、予想が如何に当たらないものか、未来が如何に予測できないものか、ということが、身に沁みてわかっているということじゃないでしょうか。様々に予想を立てながらも、それがもしかしたら全然当たらないかもしれないと思って投資判断をしているのです。

そんな中でも、いつも予想が難しいことを実感するのは薬品株です。
薬品株というのはある意味シンプルで、新薬の開発が成功するかどうかにすべてかかっていると言っても過言ではありません。だから、成功しそうな新薬があるかどうかを調べることになります。開発中の薬にどんなものがあるか、開発はどのステージにあるのか、成功したら売上規模はどのくらいか、等々といったことです。

しかし、ここまでの調査分析はできても、開発の途中で、その薬が成功するかどうか予想することは難しいのではないでしょうか。開発の結果が出る前に分かることは、もし成功すればどのくらいの収益になるかということだけであって、どのくらいの確率で成功するかまでは、やっぱり分からない、そういう前提で投資する業種だと思います。

財務が健全で資金が豊富ならば、研究開発に注ぎ込める額が大きいということは分かりますが、それが積極的に投資する理由にはなりません。そして厄介なのは、薬の特許が切れること。現在財務的に潤沢ということは、まだ特許の切れていない商品が稼いでくれているということで、特許が切れてしまえばガラッと状況が変わるわけです。財務分析はもちろん重要ですが、新薬が開発できなければ何も起こらないということなのです。

尤も薬品といっても日用品に限りなく近い類の薬もありますから、すべての薬品メーカーが新薬依存ということでもないとは思います。商品構成によって、リスク・リターンの性格が大きく異なるのです。


ところで、私は第一三共という銘柄を持っていますが、これが2年ほど前から活発に動き始め、特に今年に入ってからは、急騰と言っていい上がり方をしています。どうやら研究開発の成果が出て、がん治療薬がものになりそうだという話。イギリスの大手、アストラゼネカとの提携のニュースで株価は大幅高しましたが、後になって見返してみると、2017年ころから予兆があったのかもしれません。

実はこの銘柄はかなり昔、所謂「累投」で買い貯めていた銘柄で、まだ「三共製薬」だった当時、若かった私の目には、全く非の打ちどころのない銘柄に見えました。「メバロチン」という大きな稼ぎ頭があって、とにかく儲かっている会社でした。後々鳴かず飛ばずになってしまうなんて、想像もできなかったのです。

しかしそれに続く期待の新薬候補が開発中止になるなどして、結局投資し始めてからの株価はたいして上昇することもなく、全くパッとしない銘柄になってしまいました。その後何度か株主総会にも出席し、インドへの投資がトラブった時には、もういつ売ってもいいと思いながらも、売らずに持ち続けていました。

積極的に保有していたというより、放置していたに近いというのが正直なところですが、結果論としてはそれでよかったということになります。仕事で運用しているのであれば、常に保有している理由を説明できなくてはなりませんから、適当なところで見切っていたのでしょうが、個人の資産は説明する必要がないので、売る理由がなければ売らないという判断でも全く構いません。いつ上がるか分からないけれど、そんなに下がりはしないだろうと思って保有している銘柄はいくつもあります。

会社のホームページには、研究開発の内容や新薬の薬効について、いくつもの説明資料が公開されています。眺めていると面白そうではありますが、私は薬学の素養もありませんし、こうした説明によって売買の判断はできないでしょう。それでも売らない選択をした理由が何かあっただろうかと思い返してみると、社長が中山氏に替わった時、その時はインドでの事業で大きな損が出ていましたが、新しい社長のもとで良い方に向かうのではないかと、確たる根拠もなく思ったことを思い出しました。そんな程度です。長く持っているとそれだけでも親近感が湧くものです。

保有していた期間の長さを思うと、ちょっと急騰したからと言って、大したパフォーマンスでもありませんが、新薬が軌道に乗りつつあるというからには、これからは実際に上市されるのを楽しみに待つばかりです。目出度しめでたし。

→ 2014年の株主総会
→ 2011年の株主総会
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減配銘柄のレビュー [株式の個別銘柄]

ここしばらくで目立った減配の事例と言えば日産が思い浮かびますが、それ以上にひどかったのはローソンでした。常日頃、配当が増えるか減るかが一番の関心事であるべきだ、と申し上げていますので、この2件だけは振り返っておきましょう。

日産は昨年中に押し目買いをしていますが、この時の予想配当利回りは6.8%でした。この利回りの高さは、サステイナブルではありません。持続不可能。それはどういうことかと言えば、配当が減るか株価が上がるかしかないわけです。

買いの判断を振り返ってみると、あの時点から配当が半減すれば、6.8%だったものが3.4%になる。それだとちょっと低いけれど、減配幅がそこまでいかない可能性もあるだろうし、もし減配を免れれば超ラッキー、ということだったわけです。その後の経緯は特に良いこともなく、減配を免れることはできませんでした。結果、3割の減配。利回りは6.8%だったものが4.8%に収まりました。買値に対して、という意味です。

先々減配が続くようならば、予想外の悪化ということになるのでしょうが、とりあえずここまではよしとしましょう。日産を巡っては、新たなアライアンスの可能性も浮上してきたりして、業績など予想するだけ無駄に思えます。株価には特段楽観的な見通しも織り込まれていないようですから、当面放っておきましょう。

問題のローソンですが、こちらの減配は業績の悪化によるものというより、配当方針の変更です。これまでは気前よく、特に直近2期は利益のほとんどを配当に回してくれていたのですが、これを「150円を下限に、連結配当性向50%を基本方針」とすることにしたんだそうです。これをうけて、一株の配当は255円だったものが150円に減ると言っています。

配当方針を変えた理由は公表されていませんが、資金が必要になったということですから、思い当たるのは新しく始めた銀行業ですね。バランスシートを見ても、負債が大きく増えているのはそのためでしょう。そう考えると、全く予想できなかったわけでもありません。残念。

配当性向が高すぎると、潜在的には減配になりやすいわけですが、配当方針がこのように決まってしまったので、業績が回復しても、以前のような高い配当はなかなか望めなくなってしまいました。株価もそれなりに下がりましたが、配当利回りは3%に届きません。それでも低くはありませんが、新たに始めた銀行業が、株主に貢献してくれるのはいつになるのでしょうね。


ローソン銀行開業
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超ハイリスク・ハイリターンな成長株 [株式の個別銘柄]

株式市場では「サンバイオ」株が昨日まで4日連続ストップ安、今日も下げて、その間だけで株価は4分の1ぐらいになってしまいました。凄いですね。この値動きを見て心臓がバクバクしてしまう人は、やっぱり買わないほうがいいですね、こういう純粋に成長期待のみで株価の形成されている銘柄は。

では、こういう極端なほど乱高下する成長株は、単なるギャンブルの対象なのでしょうか。「投資価値」についてはどう考えればよいのでしょうか。

周知のとおり、この会社は「夢の薬」を開発しているといいます。製品はまだできていないので、どこから売り上げが来るのかよく分かりませんが、とにかく製品ができるまでは赤字が続きます。でも首尾よく開発が成功すれば、莫大な利益が手に入るはず、という状態の銘柄です。

手元の四季報で財務情報を眺めますと、総資産は147億円、自己資本は107億円、有利子負債は27億円。これだけ見れば、悪くないですね。自己資本に対して負債は多くないし、それほど危ない会社には見えません。この107億円の自己資本が、このままでいくと毎期30億円とか40億円とかいうペースで減っていくわけです。開発に成功すると期待されている限り、開発費が足りなくなればまた調達することになるのでしょうが、今ある自己資本で3年くらいは持つことになります。

今日の2600円近辺という株価の水準は、急上昇の始まる前、あまり株価の動いていなかった2018年前半の水準も下回っています。今日はようやく売買もできているようですし、当面はこの辺で落ち着くのかもしれません。この株価で計算すると、時価総額は1290億円くらいになります。147億円という総資産、107億円という純資産(自己資本)に、1290億円というお値段がついているわけです。倍率にすれば総資産の8.7倍、純資産の12倍です。

これを高いと感じるか高くないと感じるか、それはひとえに、薬の開発の成功をどの程度信じられるかに依るわけです。この先どのくらい時間がかかるかにもよりますが、そこそこ現実的な評価のようにも見えます。

いずれにしても、開発が上手くいくかどうかが全てを決する、超ハイリスク・ハイリターンであることには変わりありません。こういう銘柄は、ゼロになってしまう可能性まで想定して心の準備をしておけば、そう悪い投資ではないとも言えます。株価が上がる時のスケールも、桁違いに大きいでしょうからね。そんな可能性がちょっとでもあるなら買わなきゃ損、という投資家がいても不思議ではありません。ただ辛抱強くなければ投資はやめた方がいいでしょうね。なにしろ製品はまだできていないのですから。

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ゴーン氏の逮捕劇、日産の株主としては・・・ [株式の個別銘柄]

日産について、やはりひと言ぐらいは書いておきましょう。私は特別な情報を持っているわけではないし、取り立てて詳しく調べているわけでもありません。普通のニュースメディアで読んだり聴いたりしているだけです。だから、有罪か無罪か、逮捕が正しいのかそうではないのか、といった議論はやめておきます。それを判断するに足る資料も知見も持ち合わせないからです。ただ、株主として何を思うのか、感想を書くにとどめます。

私が日産株を保有しているのは、日産が日本の会社だからではありません。日産がまともな車を作って売って利益を上げて配当を支払ってくれるからです。これはこれまでにも何度も書いていることですが、配当をもらうために投資するのは株式投資の王道で、銘柄を保有したら、心配しなくちゃならないのはその配当が減ることだけです。ですから、今回の事件が業績の悪化などを通じて減配につながるかどうか、それだけが心配、ということになります。

残念ながら今の時点で、先を見通すのは困難です。まあ急に車が売れなくなるようなことはないとは思いますが、社内のモラルが激しく落ちて各方面にトラブルが発生するとか、ルノーやフランス政府と大喧嘩になって株主の権利に負の影響が及ぶとか、悪いシナリオは色々と想像できます。でもできるのはそこまで。はっきり言って全然分かりません。

ただ少なくとも私は株主として、ゴーン氏を追い出そうとしている経営陣を、あまり応援する気にはなれません。彼らの思うとおりになってルノーの支配から脱し、それで経営が良くなる保証は何もありません。今回の逮捕劇、今のところ真相が分からないながらも、強い違和感を覚えます。そのシナリオを描いた人々を信用しろと言われても、戸惑うしかないでしょう。

ルノーという会社も、自分たちはフランスの魂だ、などと言っているんじゃ、とてもよい経営ができるとは思えないけれど、日産の株主として、日産が高い配当を出し続けるように適度のプレッシャーをかけ続けてくれる、という状態が、株主としては望ましいわけです。必要以上に日産を支配しようなどとは考えず、おとなしく株主をやっていてくれれば、一株主としてはありがたいのです。

タグ:日産
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ローソン銀行開業 [株式の個別銘柄]

ローソンが今週から銀行を開業したとのことです。これで株価が動くなどという話は全く無いのでしょうね。少なくとも、この話を聞いてローソン株に投資したくなる投資家は、かなり珍しい類だと思います。

金融がフィンテックだ、デジタライゼーションだ、と騒いでいる時代に、今さらATMで銀行を始めるって、誰が聞いても時代遅れ感が否めません。それに加えて本業も減速気味。振り返ってみると、株価はピークを付けた2016年の初めから、ずっと右肩下がりです。まったくもうパッとしない感じですね。

この銀行業参入について、あれこれ記事を読んだり、つらつらと考えを巡らせたりしているのですが、このところだんだんこの判断の背景が見えてきているようにも思います。日本の商社のなかでも金融の雄を自認する(と思われる)、あの三菱商事がやっていることですから、何らかの勝算があってやっているのだろうとは思うのですけれど。

小売り系の銀行はセブン銀行とイオン銀行が、すでに大手としてシェアを持っていますけれど、このマーケットが本当に斜陽なのか、という話です。儲からないけど顧客サービスとしてやってます、というならばあまり評価はできませんが、将来はそうでもないかもしれません。

ゲームのルールがガラッと変わってしまいそうな産業の一つに、この金融業も含まれるということにはそれほど異論はないでしょう。そんな中で、消費者相手の小口の決済って、将来は小売業が担っていくのかな、というふうにも思えます。よく考えてみれば、消費者向けサービスって、特に銀行が得意な分野ではありません。体質的に規制業種で、消費者の気持ちが分かる産業というわけでは全然ありませんからね。

では小売業の方に参入するメリットがあるかというと、あると思わざるを得ません。昨今フィンテックがすごい!と騒いでいることの第一は、購買行動のデータが得られる、それを分析してビジネスに活かせる、ということですよね。消費者の購買行動についてデータが欲しいのは、銀行よりもむしろ小売業だと思うからです。小売業が欲しがらないようなデータしか得られないのであれば、そもそもフィンテックなんてたいしたことない、ということになりませんか?

金融業のうち「消費者向けの決済」という塊を小売業が担当するのであれば、そこをイオンセブンだけにやらせておくのは許せない、と自分が三菱商事の経営者なら、思うと思うんです。そこで子会社ローソンの出番、ということでしょう。

今さっき書きましたが、フィンテックがすごい、という話は、一番大きなインセンティブはビッグデータ、ということだと私は理解しているんですが、どうなんでしょう? 少なくとも、消費者の利便性が一番、ということは無いと思います。そりゃ、キャッシュレス決済は便利でないことは無いけれど、大騒ぎするようなもんではありません。私は今でも、小規模な小売店以外どこでも気軽にクレジットカードを使いますし、所謂交通系のカードも使います。それがスマホになったら格段に便利になるかというと、限界効用はたいしたことありません。

それに、あまりに便利になるということは、簡単に盗まれるということでもあります。クレジットカードは一応カード会社を信頼してセキュリティーを確保しているわけですが、スマホでピッとやるだけで、どんどん自分の口座から落ちていくという状態は、恐ろしいものがあります。

小規模な小売業者にとっても、ほとんどメリットはない。ただ、QRコードを一枚プリントアウトして店頭に貼るだけでいいのならやってもいい、ということだと思います。日本はガラパゴス化がお得意ですし、日本人は形のあるものが好きですから、世界で一番長く現金が流通し続けるかもしれません。

話題が本題から逸れましたが、ローソンの銀行業参入は、それなりに筋が通っているという話です。それでどのくらい稼げるか、というところまでは分かりません。なにしろゲームのルールが変わるんです。予想は困難を極めます。

そんな時こそバリュー投資ローソンはそんなわけで、小売り大手の中でも嫌われてます。事業再編で話題をさらったユニー・ファミリーマート、本業が好調なセブン&アイイオンは可もなく不可もないと思うけれど、イオン銀行がつい最近、消費者向けサービスランキングでトップになってましたね。

株価については、イオンはたいした業績でもないのにものすごく高いですね。ファミリーマートもそうです。業績がいいのかどうなのか、合併のせいではっきり言ってよく分かりません。セブン&アイは、総合的に考えるとそう高くも無いのですが、配当を十分に払ってくれません。配当性向低すぎると思います。

ローソンは、嫌われてる分安くなっています。減益なので、すごく安いとまでは言いきれませんが、配当利回りは3.7%。ゲームのルールが変わった後のことなんて分からない、と諦めて、配当をもらって満足していましょう。業績の悪化は少々心配ですけれど。


今年の株主総会メモ、ご参考まで。

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ピッカピカの会社ばかりじゃ面白くない ~ 三菱電機の思い出話 [株式の個別銘柄]

三菱電機の株主総会レポートで、この会社は好きな会社、と書きました。保有している銘柄の中では愛着のある銘柄です。

好き嫌いの世界の話ですから、投資対象として優等生であるとは限りません。数字を見れば、事実この会社より優秀な銘柄はいくらでもあります。でも、誰が見ても優秀な、ピッカピカの会社ばかりでは面白くないでしょう?

今でも印象に残っているエピソードからご紹介しましょう。時代は20年以上遡り、私が日本株のファンドマネージャーとしてワーカホリック気味に働いていたころ、初めて企業によるCSRのプレゼンテーションというものを聴いたのですが、それが三菱電機だったんですね。少々意外ではありませんか? もしかするとまだCSRという言葉さえ使われていなかったかもしれません。参加した感想は、「へえ?」という感じ。環境を守るのは良いことでしょうけれど、どう反応していいか、まだよく分かりませんでした。

もう一つ、その頃のエピソード。私事ですが、父は知財を専門とする法学者でした。ある時同僚の教授について、「最近新しく来た教授は、三菱電機出身なんだそうだ。」と話してくれたのです。企業出身の教授は珍しかったのでしょう。先日の株主総会で、知的財産活動に注力する、という項目があったので思い出しました。昔から注力していたと信じるに足る思い出話。

さて、当時三菱電機という会社は、「重電三社の三男坊」とでもいうべきポションにありました。証券コードの順番通りで、日本の産業全体を包みこむような安定感のある日立、半導体をはじめとするエレクトロニクス分野で技術力の評価の高い東芝、それに対して、一応何でもそろっているが、どこが特に強いのかはっきりしない三菱、というイメージでした。しかも同じ三菱グループには、三菱重工という兄貴分までいましたので。

その頃、総合電機をカバーするアナリストさんたちは、たいてい東芝が好きでした。DRAMなど、半導体の技術が優れていたからです。少し前までは、半導体と言えば花形でしたからね。しかし三菱は、それまでのリストラで半導体事業をすっかり縮小してしまっていたのです。DRAMはもうやめていたと思います。

そのほかにも、パソコンの本体だとか携帯電話端末だとか、電器メーカーなら品揃えとして必要だよね、という感じのものを、さっさとリストラしていました。他社に比べて経営に余裕が無かったということかもしれませんが、大きな電機メーカーの中では「選択と集中」ということを早くから理解して実行していた会社だと思います。家電製品も、利益が出なくなると一つずつ撤退しているようで、優秀なものだけが残っている印象でした。

実は、今でも総合電機として分類されてはいるものの、この会社の稼ぎ頭はFA(ファクトリー・オートメーション)です。FAと言えばその代名詞とでもいう会社がファナックです。こちらはまさにピッカピカの優良企業。営業利益が3割も出てしまうような超高収益企業です。三菱電機のFAはそれよりもかなり薄まっていますが、事業の性質としては収益性が高いわけです。ただ「総合電機」であったために、十分な評価がされているとは思えませんでした。実際三菱電機は「総合電機の三男坊」としての評価を受けていたのです。

そもそもエレクトロニクスのアナリストさんたちは、FAなんかに興味が無かったのです。それは機械産業のアナリストがカバーする分野で、エレクトロニクス技術の先端を追っていた専門家の眼には、退屈な産業だったに違いありません。だから三菱電機を奨めるアナリストは皆無か、いても非常にレアでした。当時の私は「三菱電機より株価の高い東芝は許せないね」というのが口癖でした。だから今の株価の差を見ると、何だかいい気分になるのです。

この会社は一般の保守的なイメージとは裏腹に、割と合理的な考え方をする社風なのではないかという気がしています。だから選択と集中が進んだのか、またはそれを進めているうちに合理的になったのかは知りませんが、時々ふと目につくことが、これまでもありました。今回の株主総会でも、株価の低迷に不平を言う株主には、さらりと正論で答えています。

そんなわけで、優等生っていうわけじゃない、でも、みんな知らないだろうけど、実は結構デキるやつだよ、という感じがお気に入りの所以です。好みの問題ですけれどね。


→ 2018年の株主総会 

タグ:三菱電機
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悪い話が出た時は [株式の個別銘柄]

ここで個別の銘柄をとり上げることなんて、そう頻繁にはやっていないにもかかわらず、日産の配当利回りについて書いた直後に大規模なリコールのニュース。リコールは車には付き物だとはいうものの、あまり気分のいいものではありません。悪いニュースには違いありませんから。

以前から書いていることですが、株式を保有したら、気にするのは配当が減ることだけ。株価が下がることを心配するのではなく、配当が減ることだけを心配するのです。だからこういう悪いニュースが飛び込んできた時も、それによって配当が減るかどうかだけを考えるわけです。

新聞記事によれば、リコールにかかる費用は250億円以上とのこと。「以上」というのは気になりますが、さすがに見込みの5倍や10倍に膨らむようなことはないでしょう。リコール以前の会社発表では、今期の純利益は5350億円、これに対して費用が250億で済めば、純利益の4.6%ということになります。その倍に膨らんだならば9.2%、1割弱ですね。そのくらい見積もっておけばとりあえず保守的と言ってよいでしょう。

さて、純利益が1割これによって吹き飛ぶとして、配当には影響があるでしょうか。日産自動車の配当性向は、先ほどの予想純利益5350億円に対して38.7%、これは、一株当たりの予想配当=53円 を、一株当たり純利益=136.8円 で割って算出します。つまり純利益の4割弱が配当に回っているということです。ということは、純利益が1割減っても、配当を減らす必要はありません。

それでも配当が減るとすれば、それは今回のリコールが、今後長きにわたって悪影響を及ぼすという判断をする場合でしょう。今回の事例を新聞等で読む限り、製品自体に欠陥があったというわけではなく、製品の検査に際して法令順守を怠ったということです。今後は製品検査の体制を改善しなくてはいけませんが、それは会社として当然のこと。適切な対処を期待してもよいと思います。

ただ、会社がコンプライアンスに甘い体質である、という印象は残りますね。それで会社の評価が低くなるということはあり得ます。ここで甘ければ、ほかで似たような失敗をしているかもしれない、という発想にもつながります。実際に似たような失敗が起こり、配当を減らさざるを得ないようなダメージがあれば、そこで初めて、この投資は失敗だったかな、ということになります。印象の悪化のみで株価が下がれば配当利回りはもっと高くなるので、投資額は増やすのが正しい、ということになりますね。

そんなことを考えながら、投資するのかしないのか、増やすのか減らすのか、…どちらの答えが正しいというものではありません。自分がどういう期待を持って、どんなリスクをとって投資判断しているのか、ということが大切です。


ご参考 私流 株式投資

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