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買い場はいつ?底値はどこ?…誰だって知りたい [投資スタイル]

日経平均が2万円を割り、1日の下げ幅も結構大きくなって、そろそろ買ったほうがいいの? とソワソワする投資家も、日ごとに増えているのではないでしょうか。

こういう時に、今買い場ですか?いつ買い場ですか?底値はいくらですか? などなど、聞きたくなるのはごく自然なことです。そしてその答えをせっせと用意するお仕事の方もいらっしゃるでしょう。ただ、先のことは分からない、という冷たい現実をお忘れなく。その分からない未来とどうやって付き合っていくか。それが投資のコツというか、心構えということだと思います。

底値というのは誰だって知りたいけれど、底はつく前は分かりません。ついた後に振り返って分かるものです。ですから、底値を買おうなどとは最初から思わないで、底値じゃなくても仕方ない、と思って買うことにしましょう。

買うべきタイミングは、人によって色々です。例えば、安くなったら買いたいとずっと思っている意中の銘柄がある場合。経営指標がどれも優れていて、長年優秀な業績が続いているような銘柄は、だいたい人気もあって株価の評価はいつ見ても高いものです。そんな銘柄は、まだ下がると思っても、少々早めに買うのがいいかもしれません。安く買えるタイミングなんて、偶にしか遭遇できないものです。こういう時、買ってしまうまでは落ち着きませんからね。

こんな状況は、以前に「落ちてくるナイフを掴む」というタイトルで書きました。そのあと更に下がってもいいんです。将来は上がると思っているわけですから。もしかするともっと高い株価で買っていたかもしれないんですから。

特に意中の銘柄がないならば、別に急ぐことはありません。十分安いのであれば買おう、という気持ちならば、買い逃してもそれほど残念でもないでしょう。マーケット全体、自分が想像していたよりはるかに安くなった、というところまで粘ればよいのです。

どの銘柄を見ても安くて魅力的でいちいち選んでいられない、というぐらいになったら、インデックスを買うというのもいいかもしれません。私は普段あまりインデックス投資はしませんが、どの銘柄を見ても安くて目移りする状態だった時に買ったインデックスファンドを、いくらか保有しています。

また、これからどんどん保有を増やしていこうという人と、すでに投資残高の多い人とは、やはり買い場に対する考え方が違ってくると思います。同じマーケットを見ていても、見る人によって見えるものが必ずしも同じものではないのです。

さて、今の金融市場。株価はかなり下がったと言えば下がったのですが、コロナウィルスの影響までは測り切れていない、といったところではないでしょうか。どのくらいのダメージになるのか、当然私にだってわかりませんが、今の株価が示すよりもさらに深刻な影響があるかもしれない、というつもりではいます。

「パンデミック」と今日宣言されたようですが、今ある悪い出来事も、いつまでも続くわけではない、ということも忘れずにいましょう。

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